東京声楽教育センター講座「呼吸法」テキスト
  声楽の呼吸法         ( 研修員合同研修 資料 )
                          高橋大海
呼」 は息を吐く動作
吸」 は息を吸う動作
 
呼の動作のエネルギーは、主として腹筋による
吸の動作のエネルギーは、主として横隔膜による
 
この場合の腹筋を「呼筋」
    横隔膜を「吸筋」
と言い、これらを合わせて「呼吸筋」と呼ぶ
 
呼筋と吸筋を同時に、使用し、その力が拮抗した場合
呼吸は、中立の状態で、停止する。
一方がわずかに勝った時には、空気の流れが生じ、
それが、「呼気動作」、または、「吸気動作」となる。
 
このように、呼筋だけの呼気動作、ないし、吸筋だけの吸気動作は、「支え」とは
認められないが、両者の拮抗がわずかに崩れて生じたときの「呼気」によって
発声された場合、その一連の動作を「支え」と考える。
その「呼気」動作を中断するとき(フレーズの終わりなど)に、両者の拮抗状態を逆にして、(呼気状態を瞬間的に吸気状態にする)終止する事が出来れば、その動作も、「支え」と考えるのが適当である。
 
さらに、この両方の力(呼筋によるものと、吸筋によるもの)のバランスを程良く変更することによって、様々な、歌唱の技術を開発することが可能である。
 ビヴラート、マルカート、スタッカート、等
 
声楽の発声は、これらの呼吸法を会得する事によって、理にかなった、自然な、無理のない、行為として、発声関連の身体部分を、心地よく、快適な状態を保ち、聴き手にも、美しい音楽としての、理想的歌唱を実現することが出来る。
当然、歌手側の疲労度も最小限にとどめることが出来、ウオーミングアップの機能としても、完全な働き(発声する事によって、更に良質な声が生まれる)が期待できる。
 
 実際例
  ビヴラート
  マルカート
  スタッカート
  フレージング
   
   
    
                                 T.T.