![]() |
Let me introduce myself. My name is ふるさとの会 |
ふるさとの会は、山谷の高齢者福祉対策 |
「山谷の路上生活者は仕事の嫌い な怠け者で、あ
|
高齢の路上生活者の心と体のケアを行う「ふるさとの会」
<始まりは、1990年。山谷を第二の故郷としている日雇労働者の
人たちと地域住民とのコミュニケーションを図りたいと考えた
ことがきっかけだった。出身地である北海道や秋田の名物料理
を作ってもらったり、一緒にゲームを楽しむという関係だった
のだ。しかし、1992年以降、バブル崩壊にともない山谷地区の
仕事量が激減。収入が少なくなり路上生活を余儀なくされる人
が増え、その数は2000人(平成10年8月現在)まで膨れ上ってい
るという。そのなかのほとんどが60歳以上の高齢者で、しかも、
心身の過酷な状況から病気や障害を持つ人が多いことから、
会の活動内容は変化していかざるを得なかった。
『ふるさとの会』は、こうした高齢の路上生活者への配食や
健康チェック、生活保護や宿泊相談だけでなく、人生を前向き
に明るく見つめ、自立の道を考えてほしいという願いを込め、
レクリエーションの実施や行政への法令改善の進言なども積極
的に行なっている。また、病気の原因のほとんどであるアル
コール依存症をどうすれぽなくすことができるのか、生きる気
力をなくしてしまっている人たちのやる気を喚起させるために
はどうすれぱいいのか、といった細かい心のケア面の解決につ
いても取り組んでいる。路上生活者への基礎調査やアンケート
を実施し、その報告を行なう「シンポジウム」や高齢者福祉問
題を中心に講師を招いて行なう「定例学習会」を開催し、山谷
地区の現状を少しでも多くの人に理解してもらうための努力も
怠っていない。近年の経済不況で、今まで山谷にまったく縁が
なかった人まで流れてきており、路上生活者はさらに増え続け
るだろう。もう、他人事では済まされない状況になってきている。