Let me introduce myself. My name is ふるさとの会

8年前は500人程度だった台東区のホ−ムレスは、
現在約2千人を越えました。しかもその約3割が
60歳以上の人です。ホームレスの集中する山谷
では、高齢者や障害者が地域の中で生活していけ
るための福祉サービスが、きわめて不十分です。

ふるさとの会は、山谷の高齢者福祉対策
に取り組み、高齢者や障害者と地域住民
が共栄共存できる、路上生活のない
『街づくり』を目指す、政党色や宗教色
の無いヒュ−マニズムに基づくボランテ
ィア・サークルです。現在会員は約70人、
支援メンバーは約500人です。

「山谷の路上生活者は仕事の嫌い な怠け者で、あ
んな人を助ける必要性はない。なんで、あんな人達を助
けるの。」という意見をよくききます。 確かに、怠け癖
のせいでホームレスになった人達は若干おります。しか
し、大多数の人達は、働く意志があるのに、リストラで
失職したり、怪我のために働けなくなったり、仕事が無
くなったりして、やむを得ずホームレスになった人達です。



現代用語の基礎知識 ’99の130頁に
この会が以下のように紹介されております。

高齢の路上生活者の心と体のケアを行う「ふるさとの会」

<始まりは、1990年。山谷を第二の故郷としている日雇労働者の

人たちと地域住民とのコミュニケーションを図りたいと考えた

ことがきっかけだった。出身地である北海道や秋田の名物料理

を作ってもらったり、一緒にゲームを楽しむという関係だった

のだ。しかし、1992年以降、バブル崩壊にともない山谷地区の

仕事量が激減。収入が少なくなり路上生活を余儀なくされる人

が増え、その数は2000人(平成10年8月現在)まで膨れ上ってい

るという。そのなかのほとんどが60歳以上の高齢者で、しかも、

心身の過酷な状況から病気や障害を持つ人が多いことから、

会の活動内容は変化していかざるを得なかった。

『ふるさとの会』は、こうした高齢の路上生活者への配食や

健康チェック、生活保護や宿泊相談だけでなく、人生を前向き

に明るく見つめ、自立の道を考えてほしいという願いを込め、

レクリエーションの実施や行政への法令改善の進言なども積極

的に行なっている。また、病気の原因のほとんどであるアル

コール依存症をどうすれぽなくすことができるのか、生きる気

力をなくしてしまっている人たちのやる気を喚起させるために

はどうすれぱいいのか、といった細かい心のケア面の解決につ

いても取り組んでいる。路上生活者への基礎調査やアンケート

を実施し、その報告を行なう「シンポジウム」や高齢者福祉問

題を中心に講師を招いて行なう「定例学習会」を開催し、山谷

地区の現状を少しでも多くの人に理解してもらうための努力も

怠っていない。近年の経済不況で、今まで山谷にまったく縁が

なかった人まで流れてきており、路上生活者はさらに増え続け

るだろう。もう、他人事では済まされない状況になってきている。

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